ヘナを緩く溶かしたら染まりが薄くなる?ヘナ溶かし加減と染まりの関係

ヘナの溶かし加減と染まりの関係

ヘナの種類、収穫年度によって適切な溶かし加減が違う

まは
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手で染める場合の適切なヘナの溶かし加減は、ヘナの種類や収穫年度によって異なります(ハケで塗布する場合は若干、水分量を増やします)。例えば、2023年産のマハラニヘナ石臼挽きでは、ヘナの重さの3.5倍のお湯(熱湯不可)ですが、2024年産のマハラニヘナ石臼挽きでは、ヘナの重さの4倍のお湯(熱湯不可)です。また、マハラニヘナ機械挽きであれば、2024年産のものは、ヘナの重さの3倍~3.2倍程度のお湯です。このようにヘナの種類や収穫年度によって適切な溶かし加減は異なります。

ペーストが硬すぎると塗布しずらく緩すぎると垂れやすい

まは
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なぜ適切な溶かし加減があるかというと、ヘナはペーストが硬すぎると塗布しずらく、染まりがムラになってしまいます。逆に緩すぎると1~3時間、髪に塗って放置しておくため、垂れてきてしまうため、塗りやすく垂れにくい溶かし加減が大事なのです。

ヘナの溶かし加減4倍、5倍、6倍の染まり実験

まは
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塗りやすい、垂れにくいことでヘナの溶かし加減をおすすめしていますが、では、ヘナの溶かし加減と染まりはどういう関係があるのかについて、実験をしてみました。少しでも薄く溶かして塗布して垂れないようにできるのであれば、若干緩く染めることもできるからです。

ヘナの溶かし加減と染まりの関係

衝撃!4倍、5倍、6倍も染まりに違いなし!

ヘナの溶かし加減と染まりの関係

ヘナを緩く溶かしすぎない!

まは
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染まりに違いがないからといって、ヘナの重さ1に対し6倍のお湯で溶かして塗らないでください。ものすごく垂れやすい……1時間もしないうちに、首筋、耳の横、額にヘナペーストが流れ落ちてきてしまいます。

緩めのヘナで長時間染めると垂れやすい

まは
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この結果からすると、4倍強で、例えば、4.5倍くらいの溶かし加減でヘナ石臼挽きを緩めに溶かしても染まりにはまったく影響がないため、試してみていただけるかと思います。ただ、4.5倍で長時間染めると髪に塗ったヘナペーストが垂れやすくなるため、ヘナ石臼挽を4,5倍の水加減で溶かす場合は今日はリタッチで短時間、1時間くらいだけ染めるといった場合がよいでしょう。4.5倍とは、ヘナを100g溶かす場合、4.5倍のお湯(熱湯不可)、つまり、450cc、あるいは450gのお湯で溶かすということです。

緩く溶かしたヘナペーストの場合、塗布する際にボトボトと落ちやすい

まは
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過去の経験からすると、緩く溶かしたヘナぺーストの場合、例えば、石臼挽きヘナ100gを5倍のお湯で緩く溶かした場合、手で塗布する際に、ボトボトと落ちやすい……塗布しずらくなることが一つ。その場合はハケでの塗布が必須になります。さらにもう一つは緩いヘナはトリートメント作用が若干弱くなってきます。

種類別、年度別、推奨のヘナ溶かし加減

まは
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マハラニでは、染まるだけでなくトリートメント効果を体感でき、かつ、使用感がよい溶かし加減として、種類別、年度別に適切な溶かし加減を公開しています。その溶かし加減を目安として、各個々人の方がご自分にやり方(手で塗布するかハケで塗布するか)や、好みに合わせて調節してください。

2024年産マハラニヘナ石臼挽き、溶かし加減、ヘナ1に対し、4倍のお湯(熱湯不可)。

2023年産マハラニヘナ石臼挽き、溶かし加減、ヘナ1に対し、3.5倍のお湯(熱湯不可)。

2024年産マハラニヘナ(機械挽き)、溶かし加減、ヘナ1に対し、3倍のお湯(熱湯不可)。

2023年産マハラニヘナ(機械挽き)、溶かし加減、ヘナ1に対し、3倍のお湯(熱湯不可)。

必ず秤で計測してください!

まは
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ヘナを溶かす際、秤は必須です。ヘナ歴25年の自身でも感覚ではやりません。必ず秤を使います。というのは、ヘナは溶かしてから1時間程度、馴染ませることで染まりやすくなるため、溶かしてから寝かせます。寝かせている間に溶き加減がどんどんと変化します。

規定量のお湯でヘナを溶かした直後のペースト

ヘナの溶かし始め
まは
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上の写真は、2024年産マハラニヘナ石臼挽きを4倍の水で溶かした直後に撮影したもの。粘りすぎて、とても塗布できるような状態ではありません。

30分後、ヘナは水と馴染み滑らかなペーストに仕上がる

まは
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ヘナは最低でも30分寝かせてやることで染まりやすいペーストになります。上のペーストの状態が30分寝かせることで以下のような滑らかなペーストに仕上がります。

ヘナペースト

目分量で溶かすとボタボタと垂れやすいペーストに・・・

まは
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ヘナのペーストを30分馴染ませると、塗布しやすい滑らかなペーストに仕上がります。目分量で溶かしてしまうと、最初から滑らかに仕上げてしまい、30分寝かせている間に、緩くなりすぎて、塗布しずらいペーストに仕上がる、つまり塗布の最中にボトボトと落ちてしまうような緩すぎるペーストになってしまいます。

必ず秤で規定量を計測して溶かしてください

まは
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この推奨溶かし加減、ヘナの重さの4倍のお湯(熱湯不可)というのは、溶かして30分~1時間後にちょうどよくなるような水加減で、最初にヘナ粉とお湯(熱湯不可)で溶かしながら、これくらいかなと調整することは、ヘナ歴25年の自身でも、自信がないのでやらないです。ぜひ皆さんも、規定量を秤で計測してヘナを溶かしてください。

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